sora tob sakanaと私⑤メンバー編(完)
本当はふぅちゃんの誕生日に間に合わせるつもりでしたが、下書きがぶっ飛んだり、書き直したりしてたら9月の終わりとなりました…
今回はサカナのメンバーへの想いを語って締めくくりとしたいと思います。
※注※れいまなつかに関しては客観的、ふぅちゃんに関しては超主観的文章となっています※注※
●風間玲マライカ
『心優しき自由人』
サカナ現場に通うようになって持った印象は、
・思ったことをすぐ言動に出す子
・歌声に癖が無く綺麗
・上昇志向(「売れたい」連呼w)
あたりだろうか?
初対面だろうと知ってるオタクだろうととにかくフランク、メンバーに対しても遠慮なくものを言うし、キツい性格の子なのかなと思った。
でもしばらくして見えてきたのは、根が優しくて機転の利く側面だった。
それを象徴する出来事が16年10月の定期公演。オケが止まってしまった時に、「時間が止まったのに私たちだけ動いている!」とアドリブを入れたり、オケトラブルが原因で思うようなパフォーマンスが出来なかったと泣き出すふぅちゃんに「しっかりして!いつも全力なんでしょ?」と声をかける姿、とても頼もしかった。対外的なイベントやTV/ラジオなどでもれいちゃんの存在が、サカナの弱点である「トーク」「バラエティ感」を補っていた感はある。(3人になってからのユルさも楽しかったけど)
また、自身の生誕祭でも常に『ファンが見たいと思うもの』を考え、それを優先して企画に入れて(レア曲やラップ曲、オサカナ楽団、サインボールなど)、とてもファン思いな一面もあった。それはラストの卒業公演まで徹底されていたし、アイドル生誕祭で定番のソローコーナーを卒業の日に初めてやったことにれいちゃんがどれだけ『皆で楽しむ』ことを最優先していたかが顕れていると思う。
卒業して1年以上経っても、芸能活動に拘らず今やりたいことをマイペースにやっているのもれいちゃんらしい。これからも人生楽しんで。
●山崎愛
『永遠の未完の大器』
自分がサカナを知った頃(15年末)、唯一途中から加入して最年少だったまなちゃんは先輩メンバーに敬語を使っていた。ブログもとてもアイドルらしい内容(今見るとかなりシュールw)で、
・真面目で健気
・儚げで思春期感のある歌声
・繊細で人見知り
こんな第一印象だった。
敬語を使わなくなったのが16年の夏あたりだっただろうか?そこからどんどんと変人の片鱗wを見せ始めるとともに、メンバーへの不器用な愛情を全開にしていった。解散直前に「サカナに入って良かったことは?」という質問に「友達(メンバー)ができたこと」と答えたように、メンバーと一緒にいることが誰よりも好きだったと思う。
そして「サカナの成長は山崎愛の成長の歴史である」と言っても過言ではないくらいパフォーマンス面の成長が著しかった。彼女の持ち味である儚げで柔らかい声質を損なうことなく、太さと力強さも加わった18年以降の歌唱は見事だった。そして、その声の柔らかさはハモにも最適だった。余談だが、まなちゃんが夏の扉でハモを入れるようになった時に全握で褒めたら「え?やったー!」ととても喜んでくれたことが私とまなちゃんの数少ないいい思い出であるw
このままアイドルを続けていたらどんな成長を見せてくれたのだろうか?行動思考の読めない子だけに、しれっとどこかで復活しないだろうかと密かに期待もしている。
●寺口夏花
『ゆるキャラの仮面に隠した信念』
なっちゃんの第一印象は、
・最年長なのに一番背が低くて言動も子供っぽい
・独特なアニメ声
・意外と毒舌
みたいな感じで、16年3月の初めて行ったふらぷろ祭でもシャムの野呂さんとゆるゆるなMCを担当していたのをよく覚えている。
恐らくなっちゃんは元々ダンスや歌が得意なタイプでは無かったと思う。特にリズム感を必要とされる楽曲で相当苦労をしたのではないだろうか。それでも大舞台やいざというときに一番パフォーマンスが頼もしく見えたのは寺口夏花だったし、きっと陰で血のにじむような努力をしてきたはず。その努力を表に出すことを嫌がり、ゆるいキャラで隠していたのではないかと勝手に思っている。
思えば、4人時代のMCやトークで自然とまとめ役になっていたのはなっちゃんだったし、「みんな仲良しくして!」「ズルはダメ」「人が話してるときに後ろ向かない!」などの発言も本気だったのだろう。その責任感・正義感の強さを象徴するエピソードを1つ。
16年6月のれいちゃん生誕祭。前述した通りレア曲中心(+オサカナ楽団、撮影可能曲などの企画)のライブで、ソロコーナーも無かったことからいつも通りの感じでライブが盛り上がっていた。その時、ライブの合間のMCでなっちゃんが発した一言、
「ねえ、れいの生誕なのに白以外のサイリウム焚くのあり得なくない?」
れいちゃんの性格的にそこまで気にしていなかったかもしれない。それでもなっちゃんは、少しでもれいちゃんの生誕祭らしくしたかったのだろう。当然、赤いサイリウムも見えていただろうに、はっきりと発言する姿がとてもカッコよかった。
彼女がアイドル活動に区切りを付けたくなったのは、そんな根の真面目さ、正義感の強さゆえにという部分は少なからずあったかもしれない…けどそこを詮索するのは野暮だろう。そんななっちゃんが好きだったし、幸せに平和に健康に怪我無く過ごして欲しい。
●神﨑風花
『天使』
150枚(多分)、ふぅちゃんと撮った(ツーショット)チェキの枚数である。
サカナのオタクとしての5年間は間違いなく、『ふぅちゃんとの歴史』だったし、ふぅちゃんとのチェキ(通称:ふぅチェキ)を見返すだけで色々な思い出が蘇ってくる。自分のオタクスタイル(1グループ=1推し、生誕以外は推しと撮らない、ループしない、「推してる」と口に出さない)は完全にふぅちゃんを推す中で確立されたものである。
そんなふぅちゃんの第一印象は、
・ボブ
・子供っぽい
・元気
と普通の中学生だなーという感じで、一発で惹かれたわけではなかった。
初ふぅチェキを撮ったのは2度目にサカナを観た時、忘れもしない2015年12月27日(余談ではあるがハ●ムスの元阿部さんと初チェキを撮った日でもあるw)、TFMホールの対バンだった。座りで高くて広いステージでじっくり観れたこともあって、ふぅちゃんの表情の豊かさがやたら印象に残った。
「何この子、ライブ中ずっと表情コロコロ変えてるやん」
ただ笑顔をキープするのではなく、変顔に近いレベルまで曲や歌詞に合わせてコロコロ変わる。ついつい目で追ってしまった。
当時、主現場だったアイドルネッサンスの特典会はお見送り会がメイン、チェキを撮れるのは生誕祭のみだったので、「チェキはおめでたい日に撮る特別なものでむやみやたらに撮るものではない」という感覚だった。なので今では信じがたいことだけど、相当な覚悟を決めてチェキを撮りに行ったと思う。
何を話したかは緊張しすぎて覚えていない。でも、明るくてフレンドリーでめちゃめちゃいい子だと思ったのは覚えている。それからサカナ現場行った時は必ず、ふぅちゃんとチェキを撮るようになった。ふぅちゃんからどんどん話をしてくれるし、気を張らなくてもアイドルと楽しく話せるということが少しずつ楽しくなっていた。
そして、2016年の5月7日にふぅ推しになる決定的な出来事が起きる。その年のGW、ふぅちゃんは体調不良でライブをしばらくお休みしていた。そしてGW最終日の7日から復帰する告知があり、いてもたってもいられず急遽秋葉原のバクステに向かった。そこでの特典会、自分の顔を見たふぅちゃんが「ウシロさーん!」と満面の笑みで声をかけてくれた。それまでアイドルに名前を覚えてもらう必要性を感じていなかった自分が初めてアイドルから認知された瞬間、恐らく死ぬ時の走馬灯に確実に流れるだろうw
それからはもう夢中だった。みるみるサカナ現場は増えていったし、ライブ中にコールしたりケチャしたり行動で示せば、ふぅちゃんはしっかり爆レスで応えてくれた(それを会場にいる沢山の人にやってたのだから本当にすごい子だと思う)。当時からふぅちゃんには強い古参オタクの方々がたくさんいたので、かえって他人と比べるプレッシャーも無くマイペースで1現場で1チェキを守ることもできた。
一方でふぅちゃんはMCやトークイベントではあまり積極的に話すタイプでは無かった。後、結構泣き虫。現場が増えるにつれ、この子は根は大人しいタイプなんだということもなんとなくわかってきた。だからこそ、歌もダンスもアイドルとしての自分のあり方も、努力をして試行錯誤して絶えず向上させていったんだと思う。その象徴の一つが毎日続けた『ふぅカルタ』『ふぅ格言』だろう。(まなちゃんのブログもそうだけど、サカナメンはやると決めたら意固地な子が多い)
そんなふぅちゃんも高校生になり、年齢を重ねるにつれ落ち着きのある美少女に成長していった。ライブ中の百面相は歌詞の世界観を意識した繊細な表情に、満面の笑みはアルカイックスマイルに、歌唱は自分の声質を100%活かせるような自然なスタイルに、ダンスも指先・つま先まで意識された華麗さを身に着け、『天使のような』から『天使』に変身していった。
そんな変化も含めて全部魅力的だったし、どんな時もいつも自然なふぅちゃんだったから自分もペースを崩さずに5年間推し切れたのだと思う。
これを書き終わる2日前の9月28日にふぅちゃんは19歳の誕生日を迎えた。これからどんな大人になるのだろうかとか、どんな道に進むのだろうかとか気になることはたくさんあるけど、今は楽しい5年間を過ごせたことへの感謝しかない。ふぅちゃん、君のおかげでオタクとして色々踏み外した気がするけど、最高に楽しかったよ。本当にありがとう。できればまたいつかどこかで。
●あとがき
まさかこんなに時間がかかり、かつ長々と書くことになるとは思いもせず・・・でも思い出を整理して吐き出せたので、12月にラストライブの映像が届くころにはちゃんと受け止めて見直すことができるような気がします。
サカナに、ふぅちゃんに出会わなければ、ふらぷろの後輩たちにも、さまざまなアイドルにも出会わずKSDDにもなってなかった気がします。そんな意味でも人生を変えてくれたグループ。後にも先にも唯一のグループだと思ってます。
いつか、近い将来にサカナの音楽がもっと正当な評価を得たらいいなと願いつつ、このブログを締めたいと思います。(恐らくもう更新することはないでしょうw)