sora tob sakanaと私④ライブ編

さて、今回はsora tob sakanaのライブについて語ります。

 

 

Wikipedeiaのライブ記録(これ作った人に感謝)見ると本当凄い数のライブこなしてるのに驚きます。

今日は自分が行ったライブの中で特に思い出深いものについて、題して

~マイベストサカナ現場10選~

※ランキングではなく基本時系列です

 

sora tob sakana突発イベント~月面の遊覧船番外編~(2016.02.07 TSUTAYA O-nest
開催1週間前くらいにTwitterで「アイドルでもバンドでも対バン相手募集します」みたいな告知で急きょ開催されたライブ、共演は変態段ボール工作系ハードコアEmliy Likes Tennis、レーベルメイトで親交の深いむすびズム、更にフィロソフィーのダンスとの初共演でもあったり。

形態・ジャンル・知名度問わずのごった煮対バンは後の天体の音楽会の原型?個人的にもアイドルってここまで自由にやっていいんだと知ったイベントで、夏の扉をライブで初めて聴けた日なので思い入れあったり。舞台裏でなっちゃんが初対面の日向ハルさんに「身長何センチですか?」といきなり聞いて、自分より低いことを知ると勝ち誇って去っていった事件が勃発w。両グループが年齢差を越えた盟友関係となっていくきっかけとなった意味でも重要な日。

 

■タメドラフェス!♯002(2016.6.26  TSUTAYA O-nest
ラジオ主催のなんてことない対バン・・・なのだけど、実はこの前週にTIFのメインステージ争奪ライブ(自分はチケット落選して配信で観ていた)がありサカナは同率最下位で敗退していたのでした。争奪ライブ直前にふぅちゃんと話した時は「勝っても負けても、こういうイベントに出してもらえるだけでも有り難いよね」なんてことを言っていたのを覚えている。

そして敗退翌週のライブ、持ち時間20分の短いステージだったけどサカナはびっくりするほど気持ちの入ったキレのあるパフォーマンスを見せた。ライブ後の特典会、ふぅちゃんに先週の健闘を労うと「やっぱり悔しかったよね」とポロッと一言。その時初めて気づいた、ぱっと見のほほんとしてるこの子達実は負けず嫌いで結構ガッツあるやん!と。本当にサカナの虜になったのはこの日だった気がする。

 

sora tob sakana 2周年記念ワンマンライブ「境界線上のサカナ」(2016.7.23 渋谷WWW)

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ウシロを探せ!

自分にとって初めてのサカナワンマン。吉田豪とのトークショー、1stアルバムのフラゲ、伝説のKIDSTシャツの発売と盛りだくさんだった。もちろん本編は今までの集大成ともいえる素晴らしいパフォーマンス・演出で、クライマックスで夏の扉は未だに目に焼き付いている。

アンコールの挨拶で感極まって涙するふぅちゃんクラウチングスタートが始まっても涙は止まらない。そんなふぅちゃんを後押しするように沸き起こるふぅちゃんコール!泣いてないのに自分にもコールを寄こせと催促するれいちゃんwサカナ現場って基本思い思いに楽しめるのが良さだと思ってるけど、あの時は一体感を感じたなあ。

 

TOKYO IDOL FESTIVAL 2016 SKY STAGE(2016.08.06)&2019 SKY STAGE(2019.08.04)
前述したメインステージ争奪ライブには敗れたものの、16年にサカナは初のTIFに出演することとなる。その2日目、メインステージ・SMILE GARDENと並んで人気のSKY STAGEでサカナは夕暮れの天然のVJをバックに衝撃的なパフォーマンスを見せた。

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2016年のSky Stage

翌年にはメインステージ出演を果たし様々なステージでインパクトを残してきたが、あの日の広告の街は間違いなくサカナの躍進のきっかけの一つになったと思う。

 

その後17年・18年のSKY STAGEは日中の時間帯でそれもまた良いパフォーマンスだったのだけど、結果的に最後のTIFとなった19年の最終日。ラスト3組がヤなミュー➨サカナ➨amiinAと楽曲派シーンでしのぎを削った好敵手3組の流れ、そして極めつけはトリにサカナと盟友amiinAのコラボ。夜空に舞い降りた純白の5人のパフォーマンスは19年のアイドルフェストータルでベストアクトだった。

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永遠の盟友にしてライバル

 

sora tob sakana 単独公演「月面の音楽隊」(2017.04.30 恵比寿LIQUIDROOM

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こういう時の笑顔が最高

サカナにとって初めてのフルバンドセットでのワンマンライブ、当時サカナにとって最大キャパのリキッドルームをソールドアウトさせたことでも話題になった。

バンドメンバーは、照井順政(ハイスイノナサ/siraph)佐藤香Aureole)、森谷一貴(ハイスイノナサ)、松下マサナオ(Yasei Collective)、中西道彦(Yasei Collective)、オータケコーハン(from LAGITAGIDA/sajjanu/あらかじめ決められた恋人たちへ)、小西遼(CRCK/LCKS)と、18年以降固定となったラインナップとは大きく異なり、様々なジャンルから豪華なプレイヤーが集まっている。

かなり癖の強いグルーブを生むバンド演奏に負けずに、楽しそうに軽やかにパフォーマンスするメンバー。非日常性を楽しめるメンバーが揃ったことは大きな武器だったと思う。個人的には、このライブからポール・マッカートニーのドーム公演を回したこともあり恐ろしく濃い一日であった。

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あの日自分意外にサカナからサー・ポールを回した人いたら結婚しましょう

 

■アイドル横丁夏まつり!!〜2017〜 一番地(2017.07.09 横浜赤レンガパーク

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アイドル横丁自体フジヤマプロジェクトが噛んでいることもあって、サカナは前年からメインの一番地に出演できていたのだけど、その年の2日目は17時前後の夕暮れ時の出演で名実ともに人気実力で掴んだメインだった。しかし、サカナの次はAKB・・・AKBオタクで埋め尽くされた一番地、完全にアウェイな状況で魅せたパフォーマンス。そしてラスト、夜間飛行の余韻から放たれたribbonの神々しさは素晴らしかった。サカナは逆境や大舞台、実力のある対バン相手ほど強いし燃える

 

■アイドルネッサンス主催ツーマンライブ「対するネッサンス!!2017」(2017.10.08 渋谷WWWX)

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撮影タイムで私が撮った写真(まなちゃんゴキゲンw)

確か新木場のアイドル甲子園かなんかでルネの出番の時にサカナメンが乱入してきて(逆だったかも?)、ルネ主催のツーマンにサカナが出演することが発表された。両方のオタクだった俺は大歓喜である。

王道+鋭角やtswなどの攻めセットで挑んだサカナに対して、ルネはハーモニー重視のシックなセットで迎え撃った記憶。サカナの魅力の1つって、バラバラの声質を持った4人が地声でユニゾンで歌うから生まれる自然のハーモニーだと思っていて、ルネはそれに対して組織化されたハーモニーを魅せつけたと勝手に思っています。

それにしても、まなつかの金曜日のおはようや、ふぅれいの太陽と心臓、そしてまなちゃんの「待ってるにゃあ」が見れたのは一生の思い出・・・w

後にこよちゃんが開花でレーベルメイトになったり、ふぅちゃんとずーちゃんがソロ共演したり、なっちゃんとまいなが友達になったり、サカナとルネはその後の縁も面白い。

sora tob sakana presents 「天体の音楽会」(2018.02.12 中野サンプラザ/2019.02.17  Zepp Tokyo/2020.02.08  TSUTAYA O-EASTO-WESTduo MUSIC EXCHANGE

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2018年から毎年2月に開催された天体の音楽界、アイドル・バンド問わず尖ったラインナップで、私みたいな音楽ジャンキーでKSDDな人には天国のようなイベントでした。(逆にそうでない人には苦痛だったとは思う・・)

大ブレイク前のKing Gnuを近くで観れたり、tricotやTempalay、MONO NO AWAREみたいな注目の国産バンドをたくさん観れたのも邦フェス行かない自分にとっては貴重だった。

何よりサカナのバンドセットが回を経るごとに研ぎ澄まされていくのが楽しみだった。所謂ホールで見るのとは違う解放感。それは今年のvol.3のo-eastのステージが究極だったと思うし、スタンディングライブのサカナは思えばあの日が完成形だった。サカナのオタクも、そうじゃない人もみんな楽しそうだったよなあ、あのLighthouse。

 

■Pop'n Party(2019.05.05 Shibuya duo MUSIC EXCHANGE)&風間玲マライカ卒業公演(2019.05.06 白金高輪SELENE b2)

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VJだけでなく舞台装飾の美しさもサカナの魅力

玲ちゃんにとって最後の対バンと卒業公演。前者はサプライズでフィロのスとの合体ユニット『踊るオサカナ』が復活し、両者の強い絆に感動した。その日のライブはフロアの吹っ切れた盛り上がりもやばくて、死ぬほど踊ってた記憶。

そして翌日の卒業公演は一切涙の無い、玲ちゃんらしいサービスと笑顔満点のライブだった。思えばふぅれい・まなつかのラップもあの日がラスト。今まで生誕祭でも『みんなで楽しむ』ことを優先して一切ソロをやらなかったれいちゃんのアコースティックソロは神々しかった。

 

sora tob sakana last oneman live「untie」(2020.09.06 日本青年館ホール)

このライブについては、まだ自分の中で消化し切れてないし、アーカイブも見ていない。年末にBDが届くころには色々気持ちの整理が付いているとよいのだけど。

とにかく言えるのは、唯只管美しいライブだった。これほど美しいアイドルの最期を観たことはなかった。

 

 

これ以外にもワンマンライブや昨年の@JAMとか語りたいものがたくさんありますが、バランス取りました。そして、今回もめちゃめちゃ時間かかりました!(過去のライブ記録、自分のSNS等で事実確認するのがえらい大変だった)

次回からは最終章メンバーについて語って(多分2回に分けます)、締めたいと思います。